2008年08月17日

2008年08月17日

台湾 母娘夏旅行 1  ( 到着 〜 猫空 )

2005年9月から 2007年11月前半までのブログは
「 紀子の部屋 」 へどうぞ。

飛行機の中から


前回お話しましたように 8月6日から 4泊5日で 
長女と2人で台北に行ってきました。

長女の夏休みと 私の通院の間がぴったり合ったので 
すぐ行けて安全な所という事で アジアを探しましたが 私の行きたかった
香港やバンコクなどは 娘はもう複数回行っているので あっさり却下されて
娘がまだ行ってない 台湾ならばということで 急遽ツアーを探しました。

香港に比べて ツアー代金はかなり安いし 成田からは 何社も飛行機が
飛んでいるので 直前でも こちらの希望通りのツアーが取れました!
( 1泊延泊しました。 )

快速エアポート成田グリーン車10時発 台北行き


台湾ツアーは 最近は かなりお安いツアーも出ていますが
日本からの出発便が 夕方や夜だったり 帰国便が 早朝だったり
ホテルも遠かったり、古かったりで やはり探し始めると 納得ツアーは 
それなりのお値段がするようでした。
( それでも 香港よりは ホテルのお値段が 随分と安いようです )

行きは JRの 「 快速エアポート成田 」 です。
わが家からは 新川崎駅まで 家人に車で送ってもらい
新川崎から JR横須賀線 〜 総武線 〜 成田線がつながって 
成田空港まで1本で 1時間45分で行かれます。

今回はグリーン車に乗ってみました。
大きな荷物があるので 席がゆったりしているグリーン車はとても楽でした。

乗車券は1620円 ( 快速は 普通乗車券だけで乗れます )
+ グリーン券 ( 950円 ) 計2570円です。
(車内で グリーン券を買うと1200円になりますので 是非乗る前に
駅で買うのが お薦めです。 )

グリーン券は 事前に駅でスイカで買うと スイカ内に情報が入るようで
乗ってから 上の写真の車内天井にある赤いランプの読み取り機に 
スイカをタッチさせるようになっています。 
自由席なので何処に乗ってもOKです。 

グリーン車は2階建てなので 景色もいいし 何よりJRではこの快速の
グリーン車の情報を 特に積極的に宣伝していないようなので 
とにかくすいています。 ( 成田エクスプレスと競合するからね〜 )
知っている人しか利用していないようで 時間に余裕のある方は 
成田エクスプレスより 時間的には 横浜方面で30分くらい多く
かかりますが お安いし快適なので 沿線にお住まいの方にはお薦めです。

台北到着!


さて搭乗前に 前からお話していた 自動化ゲートの申請をしました。

事前に 用紙をダウンロードして 申請窓口に並びましたが
申請用紙は 出国審査の部屋に入った左側のカウンターにも
置いてありましたので その場で書いても大丈夫でした。

さて この日の出国審査場は 夏休みだということで 大部混んでいましたが
自動化ゲートを使用している人は 私の見る限り ほとんどいなかったので 
やはり混んでいる時には ここを利用するのは お得なようです。

2,3人が並んでいた自動化ゲート申請窓口 ( 出国審査の窓口の 
いちばん 左側にあります ) に並び、私の番がきました。

両方の同じ指の指紋を 小さな器械に押して 読み取ってもらい終了です。

が、 しかし 私の指紋、 はっきり取れないのです。
人差し指がダメだったので 他の指 〜 親指まで やってみましたが
両方の同じ指じゃないといけないらしく どの指も片方しか採れないのです。

濡れティッシュで湿らせたり クリームを塗ったりして 試しましたが
ダメでした。 ( これらのものは係りの人が 指導してくれます )

「 主婦の方は 採れない方も多いのですよ〜
また 体調の良い時に 試してください 」 と言われてしまいました。
( 指紋って 体調によって はっきりしたりするのかしら? )

残念! この後 また 別の列に並ぶのかしら? と思っていたら
隣のカウンター( 自動化ゲート用に配置されていた係員のカウンター)
に案内されたので 並ぶ時間のロスになりませんでした。 ホッ!

成田からは 2時間50分で桃園国際空港に到着です。

数名のグループで送迎バスに乗り 途中免税店でお買い物 〜 両替タイム
があり 3時に ホテル 「 グランドフォルモサリージェント 」
( 昌華酒店 ) に到着です。

グランドフォルモサリージェンシーホテル


このホテルは 前回台北に来た時に泊まっていたので 勝手も分かっているので
今回も このホテルを指定しました。

中山という 日本の銀座のような場所にあり フォーシーズンズホテルの
系列なので とても安心して泊まれる五つ☆ホテルです。

昌華酒店グランドフォルモサリージェントパークビューのお部屋


お部屋はパークビューお部屋 1


前回 お世話になった mさん(日本人女性)がいらっしゃるかと
事前にメールしましたら mさんは シンガポールに転勤とかで
私が連絡をした時は たまたま日本にお帰りだったので いろいろと
ホテルへコンタクトを取ってくださり ツアーにもかかわらず 前回と同じ
( 前回は デラックスルーム指定 ) パークビュールームを
取っておいて下さいました。

フロントで 以前mさんの同僚だった まゆみさんが出てきてくださり 
他にも 日本人女性スタッフを 2名紹介してくれました。

私のことを まゆみさんは 
「 mさんの 大切な日本のお友達なのよ〜 」 と 
ほかのスタッフに 紹介してくれました。

さすがですね〜
フォーシーズンズホテルの接客は...

1242号室2


当初お部屋は16階といわれていましたが まだお掃除がすんでいないとかで
12階になっていましたが それでも 台北101が くっきりと見える
素敵なお部屋でした。

バスルーム洗面台


窓からはタイペイ101が…


お部屋には フルーツと mさんからのご好意で 通常お部屋には2本のお水が
無料でついていますが 4本置いておきますね、と嬉しい配慮をしてくれました。

また 後から、まゆみさんから チョコレートが届きました。

下を見ると公園が…フルーツと頂いたチョコ


ホテルで荷物の整理をした後は 近くのカフェで 一休み。
森林公園前の ナイスビューイングカフェで 最初のお茶タイムです。
( 今回の目的は お茶を楽しもう ということなので )
有名な タピオカミルクティの発祥の カフェ 「 春水堂 」。

飲み物は 全て ビールのジョッキくらいの大きさのグラスで出てきます。

お茶請けも数種類あって 私たちはお腹もすいていたので 
大根餅 サトイモ餅 ( どちらも70元 250円 )
タピオカミルクティ ( 130元 460円 )
暖かいウーロンミルクティ ( 160元 570円 ) を頼みました。
どれも とても量が多いので お茶1つ お餅1つでも十分でした。 
オーダーは メニューを見ながら 注文表に記入するので 
中国語が話せなくても大丈夫です。 ( 全部で 1550円でした )

春水堂大根餅でお茶タイムタピオカミルクティ、大きい!


さて カフェで一休みしたあとは 今回の台湾旅行の目的の一つ
お茶の里 「 猫空 」 へ出発です。

猫空 ねこぞら だなんて 名前が可愛いですね。
現地読みでは マオコンというのだそうです。

昨年 主人と台湾に行ったときに 猫空にロープウェイが完成したと
大きく報じられていたので 是非行ってみたかったのです。

この猫空は 鉄観音茶の産地で 山の上の茶畑に沿って 
何軒ものお茶屋さんが点在している 素敵な所だということなのです。

そこに行くのに 今まではタクシーやバスで行っていたのが
昨年 ロープウェイが出来て 一気に 行きやすくなり 休日は
そのロープウェイに乗るのに なんと2時間待ちの大盛況らしいのです。

地下鉄の車内広告にも ロープウエイの乗客数が1年で 
500万人突破したと 出ていたほどです。

MRT(地下鉄)で猫空へ猫空まではロープウエイで



中山から 地下鉄で一駅で台北駅 そこで又地下鉄に乗り換えて20分、
終点の動物園駅から ロープウェイは出ています。

平日夕方にもかかわらず 30分くらいは並びました。

ロープウェイのゴンドラは8人のりで 次から次へとやってきます。
箱根の大涌谷のロープウェイのようですが 時間は20〜30分あり
高度も だいぶ高くて 迫力満点でした。
ロープウェイ代は 動物園駅から猫空まで 50元(185円)でした。

ロープウエイからの景色12


特に私たちが乗ったのは 夕方だったので 遠くに台北101が望め
眼下には ちょっとしたジャングル風の 森が拡がっていて
日本では味わえない とても素敵な 雄大な景色を楽しめました。

猫空ロープウェイから見るタイペイ市


だいぶ暗くなりかけて 猫空駅に到着です。
駅周辺は 大混雑。
近くのレストラン ( 食堂? ) も家族連れや お仲間グループで
大繁盛です。

私達は だいぶ山の中に入った お茶屋さんに行く予定を立てていましたが
まだ 猫空に関しては 詳しいガイドブックが日本にはなくて
ロープウエイがついた後は どのようにして バスでお茶屋さんまで行くかが
不安でしたが ちょうど駅の横に バス停があり 事前に調べておいた
「 小10 」 のバスがいたので 慌てて乗り込みました。

猫空駅到着もう暗くなっています


バスにはバス停がないので 乗り降りは手を挙げたり 運転手さんに伝える
とのことでしたので ガイドブックの 「 邀月茶房ヤオユエ 」 の
ページを見せて 理解してもらいました。

猫空には 何件ものお茶屋さんがあるのですが それぞれのお茶屋さんは
点在しているので 歩いていくというわけには行かないのです。
それで 目的のお茶屋さんのあたりで 下ろしてもらうのです。

そのバスは 大変込んでいたのですが 運転手さんは 自分の隣の空間に
新聞紙をしいて 娘を座らせてくれました。

ご好意に甘えて座った娘に 周りの乗客は 嬉しそうに好意的な視線を
寄せてくれました。

これに限らず 台湾人は大変親切で こちらが困っている表情を
少しでもすると すかさず どうしたの? ときいてくれます。

台北駅で 悠遊カードを買うときも 近くの女性が寄ってきてくれて
親切に一緒に買ってくれました。

こんなバスで行き着く先は…ヤオユエ茶房


さて 「 邀月茶房 」 前に到着です。
運転手さんは 私たちに 乗り次ぎ券のようなチケットを渡してくれて
明るく挨拶をして バスは去って行きました。

もうあたりは真っ暗です。 何にも見えません。
あんなに大勢いた人たちは 一体何処でお茶を飲んでいるのでしょう。

だいじょうぶかしら? こんな真っ暗なところに 私たちだけで...

不安不安!

見えるのは ちょうちんの下がっている門だけ、 ここでいいのよね。 
恐る恐る進む 私たち。 かなり長い道のり。

着きました! 「 邀月 茶房 」 です! ホッ!

ヤオユエお店は外席です


中は とても広くて いくつかの空間に分かれているようでした。
案内のお兄さんの助言で アウトドア席に。

昼間に来れば お店の全体像が分かるのでしょうけれど 
夜なので 全くどのような造りになっているのか分かりません。

とりあえず お兄さんの片言の日本語 ( 単語程度 ) で
日本人が好みそうなお茶の葉と お料理を 注文しました。
お茶の葉は 40g単位で売っていて そのほかお湯代が一人づつ
かかります。

この日は 鉄観音茶330元 1200円
油そうめん?   130元 470円
鉄観音小ろんぽう 100元 370円
お湯代 一人 90×2=180元 650円

合計 740元       2700円でした。

お兄さんがお茶の入れ方を習いました


まず お兄さんがお茶の入れ方を教えてくれます。 ( 英語です )
お道具の説明や 蒸らす時間など詳しく教えてくれて 
「 次は自分でやってみてね 」、
と言って 説明が書いてある紙を置いていってくれました。

鉄観音茶葉入りの 小ろんぽうや 油そうめんも美味しく 
お茶と共に ゆったりと楽しむことが出来ました。

徐々に 周りの席は埋まって行きましたが 家族連れや 男同士など
皆さん 楽しく過ごしているようようでした。

残ったお茶は持って帰れます。
また 自分で茶葉を持ち込むことも出来るようです。
その場合は 持ち込み料金が少しかかるようでした。

この邀月は ( 他のお茶屋さんも ) 24時間営業なので
夜通しお茶を楽しむ人も 珍しいことではないようです。

麺や点心も食べられます売店



さてそろそろ帰りましょう。

入り口の売店にいるお姉さんに 帰りのバスのことを聞こうとしましたが
お互い言葉が分からないので お姉さんは紙をだして 筆談をするように
してくれましたが、 さっきの片言のお兄さんが出てきて 入口で待ってれば
バスが来るよ、的なことを行っていたので 入口まで行ってみました。

そしたら 運良く すぐバスは きました!
真っ暗な中 じっと待つのは不安だったので 本当に良かったです。
その上 運転手さんは ラッキーなことに さっきの優しい人でした。

お金を払おうとする私達に 運転手さんは さっき渡した乗り継ぎ券
を出してね、とジェスチャーで教えてくれました。

だから帰りは無料でした。

でも バスは 邀月のもっと先を行きます、 あれ〜 と思ったら 
5分くらい走ったその先でUターン、 つまり 猫空を ぐるぐる
循環しているのでした。 なので 乗り継ぎ券だったわけです。

それと もしかして バスは一台だったかもしれません。
あの運転手さん一人で 1台のバスでぐるぐる猫空を
回っているのかもしれませんね。

でも とにかく20分くらい走って 無事、 猫空駅に到着。

帰りは 5分くらい待ちで ロープウェイに乗れました。
初日から フル回転の私たち!

初めての猫空、 無事自力で行けて大満足でした。
今回は真夏だったので 日中は ゴンドラ内がもの凄く暑くなるとの
ことだったので 夕方から行きましたが できれば もっと早い時間帯
に行って 周りの景色を堪能し 帰りにゴンドラから夕日を眺める
くらいのほうが もっと猫空を 満喫できたかもしれません。 

でも 周りには全く日本人はいなかったので 日本でも猫空が認知
されるのは きっとこれからですね。

オプショナルツアーでも 猫空はまだないので 自分で行くしか
ありませんが 距離的には さほど遠くはないので 
( ホテルから1時間半くらい ) もし台湾に行くことがありましたら 
ぜひ訪れる事をお勧めします。

茶器茶葉悠遊カードと乗り継ぎ券


毎回 電車代を払うのが大変でしたので 今回は 先ほどお話した
悠遊カードを 購入して行動しました。

スイカのようなもので 台湾の人もほとんどこのカードを使っていました。
500元で 100元デポジット、 使えるのは400元分です。
でもこのカードを使うと 通常の料金よりも2割ほど電車賃が安くなるし
もともと台湾の交通費は 日本の三分の一くらいなので 
このカード一枚あれば 何処でもいけるくらいです。


明日は 無料の一日市内観光なので 朝早く出発です。

長かった一日は ようやく 終わりました。



at 17:49|PermalinkComments(2) 台湾 母娘 夏旅行 2008,8